2014年9月25日~28日にかけて行われたJATA主催「ツーリズムEXPOジャパン2014」にて、レセプションホール、会議室および展示会場・東ホールガレリアにて、ゲストフリーWi-Fiサービスを実施した。
今回提供されたゲストWi-Fiシステムの最大の特徴は、外国人ゲストの利用を促進するため、利用者のFacebook等ソーシャルサービスのアカウント(Open-ID)で、Wi-Fiインターネット接続を認証するシステム AUTH.11-SNSを実装した点である。ゲストはWiFi SSID「T-EXPO FREE」を選択後自動リダイレクトされるWEB認証ポータル(WEBAUTH.11)から、各SNSのアイコンを選択するだけで、各ソーシャル側のログインと同時に、そのアカウント(Open-ID)がWi-Fiサービス側の認証システムに登録され、併せてWi-Fi認証が完了し、Wi-Fiサービスを利用できる仕組みだ。
AUTH.11-SNSにより、各ソーシャルサービス側のユーザIDをキーとしてWi-Fiサービスの利用履歴がRADIUSサーバ上の認証ログ、アカウンティングログに記録できるようになり、安全で秩序あるゲストWi-Fiシステムのサービス提供が可能となる。
T-EXPOゲストWi-Fiサービスの利用率は下記の通り。
なお、ソーシャルサービスを普段利用していないユーザに対しての救済措置として、メールアドレス登録・認証方式を併用している。
■ソーシャルサービスでのWi-Fiログイン内訳
1.facebook: 45%
2.twitter: 5%
3.sina weibo: 2%
■メールアドレスでのWi-Fiログイン内訳
1.gmail: 20%
2.yahoo: 6%
3.その他: 23%
同サービスの約8割が外国人の利用となっており、観光客向けフリーWi-Fiには「OAuth2.0+RADIUS連携」の効果が大きいことが実証された。